ラインの書き方

描き方★発泡スチロール球にデザイン線を描く

前書き

初めて、「えむかえ繭玉」作りに挑戦する方が、最初からデザイン線を描き込むのは結構難しいです。表面が球ですから、なかなか思うような図柄が書き込めません。最初は、デザイン球(発泡スチロール球にデザイン線と切れ込みが施されているもの)を購入されて、生地を木目込みながら発泡スチロール球の感じに慣れてください。
このホームページからでもいろんな種類のデザイン球を購入できますよ。
でも、「いくつか作ったから、今度は、自分でデザイン描きから挑戦しよう」という方、頑張ってください。

デザイン球を作るために準備するもの

  • 適度な大きさの発泡スチロール球
  • 布巻尺1.5m程度で安いもの
  • 水性またはゲルタイプのボールペン(色は薄いもの・・オレンジ、イエローなど
  • カッター(発泡スチロールが切れる程度の鋭利なもので薄いブレードが良い)
  • 虫ピン

発泡スチロール球の形状をうまく利用する

ball_200px発泡スチロール球はその生成過程から、一つの丸いくぼみと、球の赤道上に薄い線が必ずあります。これをうまく利用してデザイン線を描いていきます。

型紙(袴)を作りましょう。

ballframe_340px「円の性質:円周の長さは、直径の約3.14倍」
球体でも球の直径の3.14倍が球の一番外側の長さになります。これを利用して線引き用型紙を作ります。つまり、高さが直径の半分(半径)でこの球をすっぽり包める円筒を作ります。この型紙の上端を定規代わりに使って、赤道と直角に交わる線が描けます。
この円筒形の型紙を私たちは“袴(ハカマ)”と呼んでいます。以下にも書きますが、この袴を利用していろんな分割線が描けます。

簡単な四つ割り球を描く

袴を赤道上にぴたりと合わせて、赤道線を描きます。次にこの赤道線に直角に交わる線を袴を使って描けば、ハイ、四つ割の完成です。
この応用で、6分割線や8分割線が描けます。

布巻尺を加工して線描き道具を作ります

cutscale_240pined_320安い布巻尺は500円程度で売っています。それをメモリの部分だけ50センチほどに切ります。この目盛りだけの布巻尺が役に立ちます。虫ピンを使って、球上で固定することで、いろいろな線が描けます。

このサイトをご覧になった方へのボーナス情報

形紙の材料は文房具店で売っている、クリアフォルダーが便利ですよ。
ハサミでも切れますし、カッターでも切りやすいし、出来上がった形紙は、丈夫で長持ちします。

ボールペンについて

線を描くボールペンには注意が必要です。黒や赤でデザイン線を描くと、生地を木目込んだとき、線の色が生地の上から見えて困るときがあります。薄い色にしましょう。できれば黄色、黄色が判りづらければ、橙色や空色がいいでしょう。
油性のボールペンは発泡スチロールと相性が悪いのか、うまく描けません。水性ボールペンが比較的描きやすいと思います。ただし、水性ですので、手でこすると薄くなったり消えたりします。そこは注意が必要です。また、ボールペンの軸径にも注意しましょう。大きい径、たとえば0.7はNG、0.4程度が最適です。それから、強く描かないこと。ペンを持つ指は支える程度を意識して慎重に描きましょう。最初はなかなかうまく描けませんが、頑張って練習してください。

もっと複雑な図形を描きたい

手毬のような幾何学模様の複雑な図形を描くには、少し数学の知識が必要になります。
球に内接する正十二面体、って判りますか。手毬の幾何学文様の多くは、この球に内接する正十二面体の辺と直径の関係式から成り立っています。
球面上の線の長さを出して、型紙をつくる訳ですから、幾何学模様の球面上の線の長さを、これらの関係式を使って算出しなければなりません。
そこで必要になる知識は、正多面体の構造、三角関数、逆三角関数、弧度法(ラジアン)、excelの関数計算、二次元CADによる図形描写等になりますか。
また、発泡スチロール球は完全な球体ではなく、多少歪んでいたり、微妙に大きさが不ぞろいです。
算出した数字だけに拘らず、その数値の上下の何種類かの形紙を作り、上手く組み合わせてください。